🧭 この記事の目的
EA(自動売買)を評価する際、
**最大DD(最大ドローダウン)**と並んで必ず見るべき指標が
資金ロード率です。
しかし、
- 資金ロード率って何?
- 証拠金維持率とどう違う?
- 最大DDが分かれば不要では?
と、混同されがちな指標でもあります。
本記事では、
- 資金ロード率の正確な定義
- 最大DDとの違い
- EA運用での正しい使い方
- ROSEを例にした実践的な考え方
を整理します。
資金ロード率とは?
資金ロード率とは、
初期証拠金に対して、
どれだけの割合まで資金が沈む可能性があるか
を示す指標です。
一般的な定義は以下。
資金ロード率(%)
= 最大DD ÷ 初期証拠金 × 100
例
- 初期証拠金:10,000ドル
- 最大DD:-3,000ドル
→ 資金ロード率 = 30%
つまり、資金ロード率とは?
資金ロード率とは、
初期証拠金に対して、
どれだけの割合まで資金が沈む可能性があるか
を示す指標です。
一般的な定義は以下。
資金ロード率(%)
= 最大DD ÷ 初期証拠金 × 100
例
- 初期証拠金:10,000ドル
- 最大DD:-3,000ドル
→ 資金ロード率 = 30%
つまり、口座資金の30%を一時的に失う可能性がある
という意味になります。
口座資金の30%を一時的に失う可能性がある
という意味になります。
証拠金維持率との違い(よくある混同)
資金ロード率は、
証拠金維持率と混同されがちですが、別物です。
証拠金維持率
- 今この瞬間の状態
- ロスカット判定に使われる
- ブローカー依存
資金ロード率
- 過去データから見る「最大リスク」
- ロット・戦略評価用
- EA選別・資金設計向け
👉
証拠金維持率:守りの指標
資金ロード率:設計の指標
です。
資金ロード率で見る「危険ライン」の目安
一般的な目安は以下です。
| 資金ロード率 | 評価 |
|---|---|
| ~30% | 比較的安全 |
| 30~60% | 高リスク |
| 60~100% | 破綻リスク大 |
| 100%超 | 理論上破綻級 |
100%を超えるということは、
想定最大DDが、初期証拠金を上回る
という意味です。
この状態では、
- 途中でロスカット
- 口座維持不能
になる可能性が極めて高いです。
なぜEAでは資金ロード率が特に重要なのか?
裁量トレードと違い、EAでは、
- 含み損を自動で抱え続ける
- 相場に逆行してもロジック通りに動く
という特性があります。
そのため、
「一時的にどこまで沈むか」
を把握していないと、
- 精神的に耐えられず停止
- 最悪のタイミングで損切り
になりがちです。
資金ロード率は、
EA運用者が耐えられるかどうかの指標
でもあります。
ROSEの場合、資金ロード率はどう見るべきか?
ROSEは、
XAUUSD特化・ナンピン要素を含むEAです。
そのため、
- 一方向に強く動いた相場
- 高ボラティリティ局面
では、含み損が急増しやすく、
資金ロード率が一気に跳ね上がる特徴があります。
実際にフォワードデータを分析すると、
- ロットを少し上げただけで
- 資金ロード率が100%を超える
ケースも確認できます。
👇 この点は、以下の記事で
ロット別マトリクスを用いて具体的に検証しています。
資金ロード率は「設計段階」で決めるもの
重要なのは、
- 走りながら確認する指標ではない
- 運用前に決める指標
という点です。
EA運用では、
- 最大DDを想定する
- 初期証拠金を決める
- ロットを逆算する
この順番で考えるべきです。
まとめ:資金ロード率はEA運用の生命線
- 最大DDは「どれだけ沈むか」
- 資金ロード率は「それが致命傷かどうか」
EAで長く生き残るには、
資金ロード率を抑えた運用設計
が不可欠です。
特にROSEのようなEAでは、
- 利益だけを見る
- 推奨ロットを鵜呑みにする
のではなく、
自分の証拠金に対して、
どこまで沈む可能性があるのか
を必ず確認しましょう。

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